ボイザニアにて
東京ボイザニアの話です。
ビジネスマン姿のボイメンと写真が撮れるということで、休日だというのに仕事用のスーツを着込んで会場に向かい、 早目に入場手続きを終えて本田列に並びました。
スーツ姿でビシッときめて登場するボイメン。颯爽と目の前を横切る勇翔くんは整い過ぎていて紳士服の広告みたい。 やっと登場する本田列の主役。
……あれ??
登場と同時に気づきました。 濃紺スーツの太ももあたりに割とデカめの糸くずが付いてます。本田くんの視界の死角になる位置ではなく、姿見が無くてもすぐ気がつくような糸くず。
周りのメンバーも撮影するスタッフも誰も指摘しないまま、お客さんとの撮影が進んでいきました。
おいおいこちとら君と写真撮るために出来るだけ服に皺が付かないように気遣いながら待機して、直前まで鏡とにらめっこだよ。 主役!身だしなみ!
若干の不信感を抱いたまま撮影を終え、帰りながらある光景がフラッシュバックしました。
これとか、
これとか。
顔についたごみをメンバーに取ってもらっています。
本番前にちょっと確認すればいいだけなのに、そのまま付けて来ちゃって世話を焼かれちゃう。
そういえば、本田くんってボイメンデビュー前は雑巾みたいなタオルを首に掛けてたり、現在でも時間がなくて頭をビシャビシャに濡らしたまま出勤してダメ出しされたり、そういう人だった。ファッション難民で服屋でマネキン買いしたり、店員さんに勧められるがままコレ着ておけばおしゃれっぽくなるだろうと無難な紺ジャケット買う人だった。
ボクサーパンツを裏表逆に履いても気づかないほど服装に意識が向かないのなら、スーツに糸くずくらい無理ありません。そう考えると、無頓着な本田くんらしさの表れのような気がしてきて、一転して良いものを目撃した気持ちになりました。
喋りやパフォーマンスでキラキラ輝く本田くん、身だしなみに構わない意外なギャップを是非そのままにして欲しいなと思うのでした。めでたしめでたし。