ボイメン10人目のひとが推しになった話
タナカシュンスケって誰
アベマ9時間ぶっ続け生放送のおかげで、BOYS AND MENというグループが「聞いたことあるグループ」から「知ってるグループ」に変化してからも、 映画撮影のために不在だったタナカシュンスケだけはビジュアルもキャラクターもよく分からないままでした。
ちょうどこのタイミングで当時撮影していた映画「ダブルミンツ」が公開になったので、もともと原作者のファンということもあって早速観に行き、 その衝撃が冷めないうちに、7月20日(木) 六本木ヒルズ夏祭り サマーステーションで、初の接触を経験しました。
そして雷に打たれる
持ち時間10秒の握手では、映画「ダブルミンツ」で観たガリガリで危なっかしくて恐いイメージとは真逆の菩薩のように穏やかな姿と対面しました。 目尻を極限まで下げるような表情で、私の初ボイメンの感想を「楽しかったやろ〜」と聞いてくれた最後、それは起こりました。
「えくぼ仲間やな(ニヤリ」
……まさか、ボイメン様が、ご本尊様が、ノーガードでフラッと立ち寄った軽率オタクにそんな寄り添うような言葉を向けるとは、、、
これまで何度も韓国アイドルに立ち向かい、拙い韓国語で語りかけてなにがしかの反応をもらうことをミッションのように自分に課してきた私にとって、 ゼロ心構え・ゼロ台本で対峙して食らったその言葉は、百万ボルトのごとく効果抜群でした。
面食らったままUターンして帰路についたのですが、オタク人生で初めての衝撃に思わず涙ぐんでいました。 ただ言葉が通じるだけではない、接触による充実感を噛みしめました。
推しの好きなとこ100個言えるかな
こうしてなんということはないリップサービスひとつで、飢えたオタクはまんまと釣り上げられたわけです。降伏を宣言します。
正直なところ、容姿がとても好みでした。 左右で大きさの違う垂れ目、下向きの長い睫毛、キュッと上がった口角と、時折のぞく八重歯、綺麗なラインを誇る横顔まで完璧です。 もっと言うと、白目になりがちなまばたきすら性癖です。(ex. L'Arcのhydeさん)
グループ内で兄貴分的ポジションらしく、私も最初は、はしゃぎがちなメンバーの後ろでクールに構える姿を想像していました。 ところが2014年放送のレギュラーバラエティ「ボイメン⭐︎騎士」やラジオ「栄第七学園男組」で行われた常識テストを通して、そのイメージは良い意味で裏切られました。
「ずーっとバカなの隠してきたのに」
「こんな声の奴がバカじゃ駄目なんだって」
本気でうろたえて出た言葉。
あぁ、この人は、自分の容姿や声質を客観的に見ることができて、 なりたい自分や期待される自分を考えて、それを実行してるんだな。
「ゆーちゃむ」という生き物を確立している小林豊ほどではないにしても、タレント意識を垣間見た気がして、推せる!と思いました。
白銀のギャップ野郎とは、筋肉とえくぼのギャップだけではなく、醸し出される威厳とおバカのギャップ、 寡黙そうに見えて満を持してトークにぶっこんでくるユーモアセンス等々、幅広いんだなぁと分かってきました。
他にも、毎朝早い時間のブログ更新やストイックすぎる自己管理、自分を追い込んでいく役作り、美声で浄化する下ネタ、 虫は嫌いで甘いものが好き、お酒はなんでも飲む、寝顔がかわいい(本田 談)、辻本への当たりは強め、イベントに呼ばれたとき主催者に気を配る身のこなし・・・田中俊介というメンバーの好きなところを挙げれば夜が明けます。
あと!印象に残っているのが、特典会の田中列が終了してはけるとき、舞台袖で一礼して下りていったことです。 野球部が試合後に脱帽して礼する姿を思い出し、同時に在りし日の田中少年に想いを馳せました。 サッカー部はモテるけど野球部は…と拗ねてたこともあったけど、野球部で培われた精神面のストイックさは美徳であり魅力だと思うのですよ俊くん。
こうして「君じゃなきゃダメなんだ」レベルの推しと出会い、ペンライトを白く光らせて振っていたのですが、 ここでまさかの刺客が現れました。この寝耳に水のヒットマンの襲撃にどう死闘を演じたのかは、また次回以降書こうと思います。